それが好きでたまらないというのに
2019.12.07
もっとも個性的な美は、染み付いた過去の習癖をふり払った姿にある。
普通、歪み癖のある性格が
自分の個性であり
丸ごと受け入れてくれる人が
愛のある人だと思う。
そのような人を子供の頃からずーっと待っている。
スピリチュアル系の美辞美麗で
あなたはそのままで、いいんだよ。
そのままで愛されるべき人なんだという。
深い意味ではその通りだ。
しかし
こんな事に近い。
顔にごはん粒や、何年も引きこもって歯を磨かないので口臭
それを見て、そのままでいいんだよと言っているような感じだ。
可愛い癖もあるが、被害者意識や、いじめなどの習癖はそうはいかない。
本当に会いたいのは、
その人にまとわりついた過去やその性格ではなく、その人自身との出会いである。
ある人は、見栄を張るのに忙しい。
ある人は、自分の主張が通らないだけで、切れる。
ある人は、すぐに被害者モードになる。
ある人は、音無しの構えだ。
これらの習癖は、どれもこれも月並みなもので、個性的ではない。
生まれた時から今までに、親か友人か誰かの真似した習癖であって、その人自身ではない。
自分が、その真似事が自分の個性と思っている場合
どんな人も、その真似事を愛することはできない。
だから、素晴らしい関係が難しい。
自分の愛している習癖を相手に押し売りしているのだから。
結局愛しているのは自分でもなく、相手でもなく実体のない真似事だ。
では、どのように染み付いた真似事を振り払う?
それが好きでたまらないというのに。
ハグし合いながら別れた
2019.12.06
また妙な、巡り合わせから
ある哲学者とも宗教家とも思えるN氏との一席が設けられた。
例外にもれず、名刺交換。
顔を見合わせ、
私から本のさわりを読ませてもらいました。
なかなか、面白いことを書いてますね。
その後、正面にいる私を忘れて隣のかあちゃんに、
20分ほどテープレコーダのようにご高説を話しだす。
話すと止まらないタイプだ。話の隙間が全くない。
思い余って
その何処かで聞いたような話は、知っているから
共通点を話しましょうか。
なおも、ご高説がかあちゃんめがけて止まらない。
あたかも信者を見つけたかのように。
そのご高説を
あまり話を聞かない私も呆れ果て、しぶしぶその理想説を聞くことにした。
彼はこんなことを言っていた。
世界の思いを統合し、素晴らしい世界を作る。
その役割は日本人の心の世界にある。
一時間も過ぎた頃
言ってやった。
日本人の心の中にあるのはいいが
あなたは私の観点からは間違っている。
世界の思いを統合するのは、不可能だし意味がない。
可能で意味があるのは、すべての人が自分自身を取り戻し
個性的になることだ。
その輝いた個性と個性が自然カラフルな世界を創るのであって。
考え方や、価値観を一つにすることは
政治家や宗教家の目指すところはかもしれないが、
そんな理想は白黒の茶番に終わる。
時間がないと。出会いは途切れたが
苦笑いを浮かべながらもハグし合い別れた。
またいつか、別の側面での出会いを楽しみにしよう。
アトランスやムー
2019.12.06
大きな話だが
今までのアトランスやムー文明が、科学の急激な進歩で沈んだという説。
本当はどうだったのか。
その原因は、他にあったのではないか。
地球を身体や家に例え、こんなふうに考えてみた。
1、身体から意識が完全に消えると腐って崩壊する。
2、家に住む人間がいなくなると早く崩壊する。
3、地球に人の意識が消えると崩壊を始める。
このどれも意識が関係している。
これからのAIの劇的な進化で、おそらくバーチャル体験が主流を占め、いずれ感覚も巻き込まれるだろう。
その中で、一日中浸る人たちが出てくるのは、必然だ。
それを代えて観るなら、挑戦する意識を忘れてしまう。
考え感じているつもりが、考えさせられ感じさせられていることに気がつかなくなる。
それは、3番目の状況にならないか。
文明の頂点で起きたことは、こんな事だったのかもしれない。
しかし
今科学は、量子を発見した。
それは意識に関することだ。
これをよく考えてもらいたい。
意識がなくなると身体も家も崩壊する
ならば、
逆に意識を駆使して
身体や歯の噛み合わせや、人生を再構築することはまやかしなのか?