すべてのものがひっくり返る

2020.04.16
所得制限なしで現金10万円の一律給付が決まりそうだ。
これは、新しいお金の流れを変える大きな第一歩だと思う。


理想的には、この10万円が毎月給付されることになることだ。

世界のいくつかの国で既に検討中の
ベーシックインカム(国民の最低限の必要な現金を、政府が国民に定期的に支給する政策)が実現すると、こんな夢のようなことが起きる。


もともと、お金は創られた発明であって、もともとあったものではない。
逆にいうと、お金は循環する現実の水や空気以上の自由とキャパシティがある。


それなのに、現実は世界全体お金に縛られてしまった。

お金によって、人は裕福になるはずが、逆に貧相になっているこの現実が、このベーシックインカムによって逆転する可能性がある。

私たちは、死より食べられなくなることの方が現実的な恐怖であるところがあるが、もしこのことが起きるとすぐに基礎所得保障、基本所得保障、最低生活保障など良いことが連鎖的に起きることになる。

政府はお金がないといっているが、そんなことはない。
儲け過ぎている企業から還元すれば、さらに何倍もお金が私たちにやってくる。そうなっても誰も損はしないのだ。


その変化は、基本的な恐怖が取り払われ同時に貪欲さもなくなる可能性さえある。

そこにもってきての、大きな価値観の変化。

まさに、精神文明が始まりだ。

これは、意識の探求と思われるが、探求でもなくなる。

探求とは、探すことだが、それは西洋的な発想だ。
既にある意識という能力の発見と開示となると探求でもなくなるだろう。
物理世界は探求がつきものだが、
意識は探求などしなくとも既にある世界なのである。


お金がなくなるという恐怖といくらでも欲しいという貪欲さが消えると、私たちの意識は必然的に自身の意識に向かう。

それは、価値観が逆転するようなことだ。
月日神事の中である年の秋すべてのものがひっくり返るといっているが、そんなことなのだろう。


何はともかく、そうなることを願いたい。
2020.04.16 19:31 | 固定リンク | 思いついた事

 

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