お、おーっと嬉しくなった
2019.11.07
最近のお笑い番組についていけない自分がいる。
声だかで、早口に喋る内容は、機転が利いているのは、周りのそれを上回る笑い声で察することはできるが、なんとも悲しいことだ。
自分の頭が悪くなったのかと(耳があまりよくないのはある)疑うこともしきりだ。
しかし、そうとも限らんと自分に言い聞かせた。
なぜなら、量子の技術がここに来て加速しているからだ。
昔から、あまり人の話をよく聞く方でもなく早口な方でもないし
芸能界に大した興味はないのだから、なおさらだ、これで問題なしと決め込んでもいた。
そんな折、テレビで、三遊亭円楽が脳梗塞後復帰し、こんな事を言った。
「前のように早口で話せないけど、その分気持ちを込めて話せるようになった」
そんなコメントを聞いて、お、おーっと嬉しくなった。
現代は情報がお金になる妙な時代だが、円楽のような味のある人が、
多くなって、より心を込めた深みのある時代に変わってゆくかもしれない。
それは、おそらくぬか喜びだと思うが、
少なくとも量子の世界は音もなく、ざわめきもなく深い事を成してゆく。